物流と貿易を知る:業者と通関の働き

貿易

distribution

現代は国際社会と呼ばれ、国は完全に独立した存在ではなく、常に何らかの形で他国と関係をもつのが一般的になっている。
平和的な関係であれ、そうでない関係であれ、そういったものは存在している。国際協力や国際紛争などという名称で、それぞれに呼ばれることもある。

その中で、国と国との間で商取引が行われることもある。国からモノを売り出すことを「輸出」、海外から購入することを「輸入」と表現する。いわゆる「貿易」である。
貿易は、現在のような国際社会が成立する遥か以前から、世界各地で行われてきたものではあった。近隣国とのモノのやり取りは、商品だけではなく、文化や宗教などといったものも含んだ。
ここでは、現在の国際社会時代に行われる貿易を中心に記述する。

加工貿易

貿易の役割は、国として利益を上げることにある。二大要素である輸入と輸出による収支は、国の利益、不益に直結するのである。
そのため、各国では自国の得意とする輸出や輸入を行なっている。たとえば、日本で盛んに行われているものに、「加工貿易」ということがある。

加工貿易とは、燃料や原料となる資源を自国では産出することが難しい日本が、最も得意とするものであるといえる。
原料や燃料を他国から輸入し、それを使って工業ラインを動かし、さまざまな製品を生産する。そして、完成品を他国へ輸出するのである。
完成度の高い製品は、それだけ大きな利益を国にもたらすことになるのである。

この試みは、現在でも日本の得意とする形態として存在するが、完璧な形としては行われていない。なぜなら、「原料や燃料のみを輸入する」ということが、今では行われていないからである。
日本では、海外の製品や、海外の部品を輸入品目に入るようになっているのである。

海港

ここでは、貿易の流れについて、海上での輸出入の場となる海港を例に記述する。

輸出入とは、国外を相手にした物流(物的流通)である。そのため、このことが行われるときには海港にある各種の物流業者が仕事を行う。
たとえば、輸入の場合には入港した輸出船からコンテナを下ろす作業が、「荷役業者」によって行われる。輸出の場合には、同じ種類の業者によって、輸送船への積み込みが行われるのである。
また、特に輸入の場合には、輸入品が税関を通る「通関」という手続きが必要になる。場合によっては、輸送船が入港してからいくらか時間を置いて、通関の手続きが始まることもある。
このような場合には、「保管業者」が所有する倉庫が、輸入品の保管に用いられるのである。

このように、モノの輸出入ということが行われるところには、物流業者が欠かせないのである。


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